五小自慢の子どもたち

学校だより11月号より

 

五小自慢の子どもたち ~子どもは地域や大人の鏡です~

先日、地域の方からお電話をいただきました。子どもたちが登校をしている時の様子についてです。粟島公園の自動販売機のごみ箱が風で倒れ、空き缶が散乱していたそうです。それを見つけた登校中の二人の6年生が、散乱していた空き缶を集めてその付近をきれいに直していたそうです。あまりにも素敵で立派な姿だったということで、お褒めの言葉をいただきました。さすが、6年生!五小自慢の子どもたちです。

10月の学校の校庭にはトンボがたくさん飛んでいました。休み時間になると玄関前の池のほとりに子どもたちが集まり、みんな人差し指を空にかかげて遊んでいます。秋の風物詩です。小さなヤゴを見つけて喜んでいる1年生もいました。天気のいい日に元気に仲良く外で遊ぶ子どもたちがたくさんいます。とっても元気で生き物が大好きな五小自慢の子どもたちです。
 
グラウンドではサッカーをして遊ぶ子どもたちがたくさんいます。高学年の子どもたちが、男子も女子も一緒になってサッカーボールを追いかけ、楽しそうに遊んでいます。体育館には、中学年の子どもたちが体育館に集まり、運動委員会の子どもたちがボールを出すのを今か今かと待っています。時間が近づくと遊びをやめ、授業や掃除等に遅れまいと一人残らずいなくなります。442人いる子どもたち一人一人が、きちんとルールを守ることによって、どの子どもにとっても充実した学校生活が保障されます。ルールを守り、社会性を身に付けてきている五小自慢の子どもたちです。

 昨今のニュース等を見ると、子どもたちのお手本にならない残念な大人の姿が見られます。「どうせ誰も見ていない」「私だけではない」「私が良ければそれでいい」という自分勝手な判断や行動から、周りの人たちを巻き込み、混乱させます。一方で、卒業生が通う、五泉北中学校に伺う機会がありました。すれ違うとほとんどの生徒が、「こんにちは」のあいさつや、自然な会釈をしてくれます。また、いずみ発表会では、北中吹奏楽部の皆さんや五泉高校のダンス部の皆さんが、日々練習した成果を披露してくださいました。とてもかっこよく、多くの子どもたちが楽しんだだけでなく、あこがれを感じたようです。
子どもは大人の背中を見て育ちます。言動を真似します。低学年の子どもたちは、高学年の姿を見て学びます。高学年は先輩の姿に近い未来の自分を重ねます。子どもは地域や大人の鏡です。児童玄関前に120球のチューリップの球根を植えました。チューリップが咲く約4カ月後の近い未来、さらに成長している子どもたちに会うのが楽しみです。

2024年11月29日