あいさつを中心とした温かな人間関係づくり
学校だより12月号より
「おはようございます!」、「さようなら!」と子どもたちの元気なあいさつが五泉小学校で溢れています。昨年度に引き続き、委員会や各学年であいさつ運動を企画・実行しています。私たち教師が「あいさつをしましょう!」と子どもたちを引っ張るのではなく、子どもたちが「気持ちのよいあいさつとは、どのようなあいさつだろう…」、「もっとたくさんの人があいさつしてくれるには、どうすればよいかな…」など、意見を出し合ってあいさつ運動を企画しています。今年度は、さらにレベルアップするために、日中のあいさつとして「こんにちは」を意識した活動を行っています。学校に来たお客さんだけでなく、先生や同じファミリー班の友達など、明るい声で自分からあいさつをする子どもたちの姿が増えてきました。
また、1~6年生の子どもたちで組織されたファミリー班での「構成的グループエンカウンター」を昨年度より多く実施しています。「構成的グループエンカウンター」とは、集団での学習体験を通して、親密な人間関係づくりのスキルを身に付けたり、新たな自分を発見したりすることを目的とする学習です。集団での体験的な学習が中心で、折られていく新聞紙の上に班のメンバー全員が協力して乗る「みんなで乗れるかな『しんぶん島』」、誰も話さずにお題に沿った絵を完成させていく「共同絵画」など、みんなで協力しながら楽しむ活動を行いました。ファミリー班での交流を通して、互いに名前で呼び合ってあいさつしたり、休み時間に下学年が高学年を誘って一緒に遊んだりする姿が見られ、異学年間の心の距離が縮まってきたように感じます。
これからも、自分から進んであいさつする意識を高め、学年の垣根を越えた温かな関係を育み、明るく気持ちよく過ごせる学校を目指して指導してまいります。